お店が一つ、つぶれちゃった！

今朝「もしもからお知らせブログ」の更新情報が届いていたので、のぞいてみたら
「ロングドレス」「ウェディングドレス」「子どもドレス」「パーティーバッグ」などの1000点近い商品が取り扱い終了になっていました。

これらは、私のドレスの店が取り扱っていた全商品です。
取り扱う商品がなくなってしまって、急きょ閉店の案内ページをＵＰしました。
これはお店がつぶれた！ということですよね。でも残念、とか感慨深い思いはありません。
むしろ「きっぱりやめれてヨカッタ！」という気持ちの方が大きいです。

昨年の11月、クリスマスに向けて売れるだろうと、パーティードレスのお店を作りました。
サイズ、カラー、デザインが豊富で、ロングドレスだけでも、800点余りの種類があります。
価格帯も安価なものから、やや高級なものまで、いろいろ。
「どれにしようかな」とたくさんのドレスを眺めているだけで、幸せな気持ちになれます。

すべての商品の中から、自分のドレスを選んでいく方式が良いと思ったので、様々な条件のもとに検索画面をフル活用して、商品を選べる形にしました。

そしてＦＬＡＳＨで、できるだけたくさんのドレスを流して、ページに入ったとたんに、「こんなに沢山のドレスがありますよ」とわかるような、1ページのサイトが出来ました。
あまりに商品の取り扱い点数が多いので、こういう形で作成している、「もしも」の中での競合はいないようでした。

パーティードレスの外部の競合は多く、作りたてのページが検索上位になることは期待できず、ＰＰＣ広告をかけました。ＰＰＣ広告では、店名のイメージ戦略が功を奏したようで、クリック率も、また購入率も高かったです。簡単にページを作って、広告をうっただけで、「こんなに楽に売れるんだ」と驚きました。

しかし落とし穴がありました。商品提供のベンダー側の対応が実に悪く、受注しても受注しても、その商品だけ取り扱い中止となって、キャンセルになるのです。
販売当初は、まだキャンセル率も低く、販売実績になったものも多くありました。
しかし12月中旬あたりから、ほとんどキャンセルになっていきました。しかも何週間という時間が経過して。

時おりキャンセルにならないこともありました。
もしも側に問い合わせても「努力していく」という回答なので、1月半ばまでは広告を打っていました。
しかしキャンセル率が高いので、結局広告はやめました。
徐々にＳＥＯ効果もあがってきて、検索で入ってくるお客様も毎日ある程度あり、広告なしでも時々売れていました。
ドレスのような専門的なものは、粘り強く検索ページを見続け、検索7ページ目ぐらいであっても、普通に検索されるようです。

しかしドレスを注文しても結局キャンセルになってしまうことは、お客様に迷惑をかけてしまうことなので、このお店をやめよう、と何度も何度も思いました。
が、時にはキャンセルにならないし、段々と集客も多いわりには、成約率が下がっていたので、様子をみているところでした。で、今日「閉店」にいたって、なんだかホッとしています。

実はこのお店のためにドメイン名をとり、ある程度のボリュームのあるサイトに作り変えよう、という計画ももっていました。
体調不良のため、計画通りに全く作業していなかったので、無駄な作業をしていなくてよかったです。
（最近商品の突然の取り扱い中止が多いので、他にも「作業をしていなくてよかった」という案件が多く、のろまで動けないことも無駄が少なくていいです）

大きなサイズを含め、様々なサイズ、色、デザインが豊富に揃っていて、安価で自由に選べるということが、今回好評をいただいた点だと思います。
これらの商品群で、注文が入って即納できるような管理体制が整っていたなら、大きな商売に結びついたのではないかとも思います。

もしもの商品の中には、このように「宝の山」がゴロゴロころがっているように思います。
（年末に販売していた「中古パソコン」も、売れる兆しがあったところで、突然取り扱い中止になって、大変残念でした。）

先日から「もしも」で新しく「集荷依頼システム」が構築されたそうなので、商品の発送がもう少しはやくなるのかなと、期待しています。
また新しく商品提供をされる企業も増え、商品群がどんどん増えていくことにも、期待しています。

この時代のモットーの「はやさ」が、「もしも」でも発揮できるようになったら、厳しい流通業界の中で、じゅうぶん勝負していけるのではないかな、と思います。